見学の見どころは様々ありますが、臨床面では救急外来での救急搬送患者の初療とICU・HCUをはじめとする病棟管理、手術、そして教育面では毎週のカンファレンス、月1回のジャーナルクラブなどが挙げられます。さらに研究室の見学ももちろん可能です。
外来と病棟の協同
当科では完全シフト制を敷いていて、救急外来担当のスタッフ1名が外来を研修医とともに担当し、内科系、外科系問わず、重症度の異なる様々な患者に対応します。もちろん、院内急変などにも対応します。病棟担当のスタッフ1名が、レジデントや研修医を統率して、ICU・HCUを含めた病棟管理を行います。状況に応じた人員の振り分けを行い、外来担当医と病棟担当医が協力して診療を行います。疾患に応じて各スペシャリティの担当医がオンコールとして待機し、状況に応じて診療に参加します。特に重症外傷患者での、救急外来での分単位の初療から手術室入室までのダイナミックな流れは、非常に勉強になります。
手術
胸腹部外傷、血管損傷および急性腹症、腹部コンパートメント症候群などの多彩な手術を、当科外傷班が行っております。
→外科ダブルボード(準備中)
また整形外科班は、脊椎を除くあらゆる四肢骨折の根治術を行っています。
→整形外科ダブルボード
その他、壊死性軟部組織感染症に対するデブリードマン、分層植皮術、もちろん気管切開術なども行われます。
カンファレンス
毎週木曜日の朝8時30分から、専攻医による研修医向けのレクチャー、専攻医による症例プレゼンテーションおよび、スタッフによる専攻医向けのレクチャーが行われます。エビデンスに基づいた活発なディスカッションが見どころです。
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ジャーナルクラブ
厳選された、学習効果の非常に高い論文を、manuscript scoring sheetという、定型的な論文の評価スケールに沿って、読み解いていきます。まずは論文の正しい読み方、解釈の仕方、そして臨床応用の方法を学びます。